2010年06月13日

あなたはMだと思いますか

件名の意味は、お読みになっていかれれば、

お分かりになると思いますが、

前回記事に引き続き、現在分詞というものについて、

考えていこう、ということです。

「〜ing」形の現在分詞、

主に「〜ed」形の過去分詞、

という「分詞」というものについて、

今、よく理解できないとすれば、

その理由は何でしょうか。

「〜ing」といえば、

まず現在進行形というもので習うと思います。

それから「be going to〜」というイディオムを

習うでしょうか。

それから高校あたりで「現在分詞」という名前を習い、

同時に主に「〜ed」形の「過去分詞」という名前も習う。

しかし「〜ing」形といえば、

同じ「動名詞」というものが出てきて、

それから分詞構文やら、

過去分詞なら、

形が同じものが多い過去形との見分け、

それに「仮定法」なるものが絡んできて、

よけい混乱する、

実は、これは私自身の経験ですが、

あなたはどうでしょうか?


このへんも学校の英語教育の問題だと思うのですが、

そうは思いませんか。

本来なら、

今まで言ってきたような分詞の用い方について

教えるのは、

英語についての知識を統合する意図があるのでしょうが、

実際は混乱を招くだけ、

なのではないか、と思います。

それでは、

まず

「分詞」というものは何か?

ということから始めます。

「分詞」とは何か?

調べてみると、

動詞が形容詞化したもの

です。

つまり分詞とは、

英語を話す人の言語感覚としては

形容詞として用いられるもの、


なんです。

ご存知でしたか。

まず、ここの「原点」からおさえて、

つまり分詞というものの性質を理解して、

分詞というものを学んでいかなければならない、

と思うのですが、

学校英語では

先ほど言ったように、

なにやら「〜ing」のついた文章がいきなり出てきて、

ずいぶん後から、

分詞(現在分詞・過去分詞)という言葉を教わり

・・・

って感じて、

逆だと思うのですが。


まずおさえておきたいと思います。

分詞とは「形容詞」として用いられるもの、

と。

分詞ということなら、

「〜ing」の形の現在分詞と同じく、

主に「〜ed」形の過去分詞も一緒に扱わなければならない、

と思いますが、

今学んでいる教材の関係もあり、

ここでは、まず主に「〜ing」の現在分詞を考えていこうと思います。

それで、

前回記事の文です。

She came smiling.

この「smiling」が現在分詞です。

それで、この文の構造はどうなっているのか、

ということではどうでしょう。

「She」が「主語(S)」「came」が「動詞(V)」で

S+V・・・

じゃあ「smiling」は?

何なのでしょう?

最初、

修飾語だと思っていました。

修飾語(Modifier)は「M」で、

S+V+M形って、

「ジーニアス英和辞典」の文型表示でも、よく見るし、

と。

しかし、

S+V+M形だと、

「M」は「副詞的修飾語(句)」とあります。

「副詞的」とは動詞、上の文の場合「come(came)」を

修飾することになります。

たとえば

He runs fast.(「fast」は副詞)

彼は速く走る。

で「fast」は「run」を修飾する、

という形のことです。

これでいいのでしょうか?

それで、

「ジーニアス英和辞典」の「come」の項

を調べてみると、

上の文は

「S+V〜ing」の形とあります。

これは「S+V+M」形とはどう違うのか?


たしかに

She came smiling.

日本語で、

「笑いながらやって来た」

「come」を修飾しているように見えます。

しかし、

前回記事での考察の通り、

上の文は、

She came.



She is smiling.



2つの動作が並行して行なわれている様子を

表している、

ものであり、

そうすると、

この「smiling」は

主語「She」を修飾しているようにも見えます。

でも、

「She is smiling.」

って

「She=smiling」じゃないんじゃね?

たとえば、

「He is a boy.」

なら

「He=a boy」だけどさ、

という疑問も出るかも知れませんね。


それで、

まずは先に言った「原点」に戻ってみましょう。

分詞とは形容詞として用いられるもの、

です。

その

He is a boy.

は、

「He」と「boy」という同じ(代)名詞ということで、

「He=boy」という構図が分かりやすいですが、

英語では、

形容詞、

「〜という状態で」というのを表す言葉も、

主語と、

この「イコール」の構図で考えられます。

よく聞かれる「第2文型」と言われるもの、

I am fine.



「I」=「fine」の構図が成り立ちます。


さて、

She came smiling.

の中の要素の文、

She is smiling.

お忘れでしょうか。

これ「現在進行形」と言われているやつですね。

この現在進行形の「〜ing」は現在分詞です。

そして

「主語」=「〜している状態」

という構図が成り立つとも見ることが出来ます。

そして、

前回記事の、

(分かりにくい)文法説明、

というところで、

この「smiling」は

現在分詞で、主格補語である、

という説明がある、

と言いました。

となると、

第2文型の「S+V+C」

「C」は補語なので、

She came smiling.

「She」が主語S、「came」が動詞V、「smiling」が補語C、

なのか、

ということも考えられます。

ただし、

補語の「C」は「complement」、

元々の意味から考えると、

「不完全なものを完全にする」

という役割だと考えます。

それでは上の文は、

She came.

彼女はやって来た。

というので一応完成された文にもなります。
(第1文型というやつですね)

それで、

はっきり、
補語「C」と決めていいのか、

という疑問があります。

それで、

先の「ジーニアス英和辞典」ではどういう説明しているかというと、

「S+V+〜ing」型として、

同じ第1文型でも

最初の頃に言った、

「S+V+M(副詞的修飾語)」とは違うグループ

単純に「S+V」のグループに入れられています。


「S+V+M(副詞的修飾語)」とは違うグループ

というのは、

何度も言っている

「原点」の

分詞とは形容詞として用いられるもの、

という点からも妥当でしょう。

形容詞、と考えると「副詞的修飾語」というのは、

おかしい、ということになります。


しかし、

今まで考えてきたことや、

現在分詞を形容詞と見ること、

から、

この

「S+V+〜ing」

は、「S+V+C」の第2文型に近い形とも見れる、

ただ、

第2文型を作る動詞、

つまり「イコール」の関係でつなげる動詞と言われる、

先ほどの「is」などとは違い、

「come」などという、

動作をしていることを表す動詞を使うことがある、

そして、

2つの動作(あるいは状態)が並行しているのを表している文、

と考えると、

第2文型より、むしろ、

表現は適当かどうか分かりませんが、

進化したような文の感じがします。


何度か、

第○文型、と書いてきましたが、

今、学んでいる教材で、

著者の先生は、

第○文型、という考えは不要、

と言っています。

それに従い、

「S+V+〜ing」の形で

2つの動作(あるいは状態)が並行しているのを表している文、

で使われている現在分詞について考察しました。

posted by 英究人 at 06:33| Comment(0) | 学習経過(現在分詞) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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